7種類以上の内服薬を処方した場合、処方量(処方せん料)が低額となり、薬剤料も減額となります。

院内処方 処方料 42点→29点
院外処方 処方せん料 68点→40点

上記は大した金額ではありません。

納得いかないのは薬剤料の10%減額です。これは院内処方の場合にのみ適用されます。深く考えたことはありませんが、結構な額になるでしょう。

そこで205円ルールを勉強することにしました。逆にいうと、今までそんなこと考えずに医者人生を歩んできました。

205円ルールとは服用時点と服用回数が同じ内服薬の1日の薬価が20点(205円)以下の場合、1種類と数えるルールのことです。

このルールをうまく活用することにより、上記減額を避けられるケースがでてきます。明日から頭のかたすみにおきながら、処方しようと思います。

しかし、こんなこと考えながら処方するなんて面倒くさいなぁ~。

当院は患者の利便性、利便性を優先して院内処方ですが、院外処方にしたくなります。なんでこんなに院内処方が不利にされているんでしょうね。

患者の利便性向上、医療費削減に貢献していると自負しているのですが。



(2013/12/06)