■ゼロ金利政策の終わり

昨日2015年12月16日、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%から0.25~0.50%に引き上げることを決めたそうです。

利上げは9年半ぶりになるそうです。いよいよ米国のゼロ金利政策が終わるんですね。


■米利上げでどうなるか

米利上げでは単純に考えると、米国株安、世界株安、円安ドル高となりそうです。

実際にどうなったか忘れてしまわないうちにメモしておきます。

昨日、米国株はなんとイエレン議長の記者会見中にも上昇。やはりマーケットは複雑ですね。
下記はSPY(米国株のETF)の昨日からの動きです。

それでは全世界の株価はどうなったでしょう。下記はVT(全世界の株のETF)の昨日の動きです。米国株だけではなく、世界全体の株価が上がったのです。VTは米国株の占める割合が高いからなのでしょうか。

そこでVWO(新興国の株のETF)の昨日のうごきをみてみます。なんと新興国の株価も上がっています。経済状況がよくて利上げする米国の株へのダメージ少なくても、新興国の株価は結構下がるとの予想が一般的だったと思います。ですが、そうはならなかったようです。

債券も特段大きな動きはないようです。
下記はiShares JPMorgan USD Emerg Markets Bond (EMB)です。


日本への影響はどうでしょう。

円安ドル高になりました。これは教科書通りの動きですね。

本日の日経平均は上昇しました。

投資資金ひきあげられる心配以上に、円安で輸出企業への期待が高まったのでしょうね。


■来年も利上げが予想されるがどうすべきか

今回は米利上げにより円安ドル高になりました。理屈通りの動きです。

ただ株価は債券価格は素直には動かないことも学びました。

私は利上げの有無といった相場の予想はせずに、今まで通りたんたんと運用を続けたいと思います。

ただそれだと退屈なので、少額だけ、遊びで相場を予想して投資してみようと思います。

(2015/12/17)