7月10日に参院選です。いつも通り当日より便利な期日前投票をすませておこうと思います。今回の選挙もそうですが、たいていの選挙での一番の争点は景気対策です。

(上図は読売新聞サイトより)

自民党のサイトではアベノミクスを成果を高らかに訴えています。

(上手は自民党サイトより)

円安により株価が上がり、企業利益も改善しました。人手不足の業界も増えてきているようです。

ただ実質賃金は上がっていません。大多数の国民にとって最も大事な経済指標は実質賃金でしょうから、大きな問題です。

だからといってアベノミクスが間違っていたともいえません。間違っていたというなら、もっと優れた政策を提示すべきでしょう。アベノミクスのせいで実質賃金が下がったかどうかは誰にも分かりません。

私の個人的な意見として今思いつくままに書くと、外国人単純労働者を受け入れること、雇用の流動性を高めること(解雇しやすくすること)、労働条件を厳しくすること(週40時間の労働時間が上限って少なすぎませんか?)などを挙げます。

実質賃金が高いにこしたことはありませんが、 価値観が多様化し、飢えている人が少ない日本において、労働条件を厳しくしてまで実質賃金を上げることに国民的合意はえられないでしょう。

私自身も収入を減らしてでも、自分のしたいことをできるように人生をシフトチェンジしつつあります。自分のしたいことをするためには収入が必要というジレンマもあり、収入と時間のバランスのとりかたを検討中です。

■外部リンクなど(リンク切れはご容赦ください)

●アベノミクス3年 指標から見る成果と課題~BLOGOS
"現在50代が世帯主の世帯は、例えば10年前と比べて世帯としての収入はそれほど減っていません。けれども、働く人1人当たりの収入は減っています。すなわち、この10年で、配偶者が働きに出るような家が多くなり、(平均的な)世帯収入が維持されているのです。"


●実質賃金4年連続下げ 生活苦しいまま~東京新聞(2016/02/08)
"一四年四月には消費税増税があり、金融緩和に伴う円安で輸入物価は上昇。食料品や生活必需品の価格は上がった。一四年夏に始まった原油価格の大幅下落がなければ物価はもっと上がっていたはず。政府主導のベアは、これらの物価の伸びには追いつかず、多くの国民は給与増を実感できていない。"

●2016参院選 実質賃金なぜ伸びぬ 神津里季生・連合会長~毎日新聞
"正社員に比べて賃金水準が低いパートタイム労働者の割合が増えていることも影響した。"

(2016/07/02)