■Visionary

BloombergにElon Musk(wiki)の上記タイトルの記事が載っていました。

Elon Muskは私が最も尊敬する起業家です。

大物実業家は多数いますが、単に幸運に恵まれて成功した方もおられるでしょう。

しかし複数回事業を立ち上げて成功させ、さらに事業の内容が革新的な起業家もいます。

このような起業家をVisionaryというようです。

将来の新しい世界のビジョンをもって、現実にする人といった意味でしょうか。

一番有名なのはApple社のSteve Jobsだと思います。

彼は自分が作ったApple社を追い出されるものの、アニメ制作会社Pixerを創設しました。

経営が悪化したApple社に復帰すると、iPod、iPhoneといった製品を作り、世の中を変えました。

Elon Muskはさらにすごいです。

いくつもの革新的な事業を成功させているのです。

●Zip2 …オンライン出版→Compaqに売却
●Paypal(前身であるX.com社) …決済システム→eBayに売却
●Tesla …電気自動車専業の自動車メーカー wiki
●SpaceX …商業宇宙飛行機
●SolarCity …太陽光発電装置を設置し売る電力小売業者

上記記事では政府の補助金などに頼っているビジネスが多いという意見がとりあげられていますが、少々の批判は吹き飛ばしてしまうようなスケールの大きさです。


■Muskの言葉

Muskの発言がlifehackerに採りあげられていました。

私が気に入ったのは下記の発言です。

▼2013年2月5日、Computer History Museumにて

「1日中ビーチに寝転んでいるような生活は最悪です。考えるだけでも恐ろしい。私なら気が狂ってしまう。薬でもやらないと。めちゃくちゃ退屈するでしょうね。私はプレッシャーが高い状況が好きなんです。」

▼2013年3月9日、South by Southwestにて

マスク氏が人を雇うときに犯した最大の失敗について:「才能に重きを置き、人格を重視しなかったことです。良い心を持っていることは大切なことです」


▼2008年の8月5日、Wiredのインタビューにて

「楽観、悲観、そんなことどうでもいい。 ただやるだけです。神が冷酷に見ている前で、私はがむしゃらにやるだけ」

▼2003年4月22日、 Los Angeles Timesのインタビューに答えて

ヘンリー・フォードが安価で信頼できる車をつくった時、人々はこう言いました。「馬の何が悪いんだい?」 彼は大きな賭けをして、勝ったんです。