ギリシャ以外の延滞国
ギリシャはIMFへの返済ができませんでした。
事実上のデフォルト(債務不履行)などとも報道されていますが、IMFはデフォルト(債務不履行)と扱わずに、「延滞」と扱うようです。
どうも一般的な債券等とは扱いが違うようです。
ちなみにギリシャ以外の延滞国はスーダン、ソマリア、ジンバブエだそうで相当政治経済情勢が悪い国ばかりです。
これらの国と同様の扱いになるわけですから、EU側の「ギリシャさん、もっとがんばれるでしょ!」という気持ちもわからなくはありません。
ギリシャの若者の失業率が60%をこえているそうです。
ギリシャがユーロに入っていることによりユーロが安くなり、そのおかげで輸出国のドイツはうるおってきました。景気のいいドイツにギリシャの労働力がうつることにより均衡がとれれば、ユーロという仕組みがうまくいくんだと思います。
しかし、労働力というか人間は、簡単に国境を越えるのは無理なんでしょうね。
そうなるとユーロという仕組みそのものに問題があるのかもしれません。
もしくは、今回のような状況の場合、ドイツがギリシャを助けないといけないといった仕組みの修正が必要なのかもしれません。
素人が思いつくまま書いてみました。
■参考
●IMF
"1978 年から 1989 年の間に、19 カ国が IMF への返済を履行することができず延滞国となりました。このうちスーダン及びソマリアを除き、全ての加盟国がこの期間で IMF と協力し支払いが遅れていた残高の返済を履行することができました。直近では、長期の延滞を抱えている国はジンバブエのみとなっています。"
July 6th, 2015