インターネットの株取引で得た所得約31億円をまったく申告せず
■株の税金安かったんですね
インターネットの株取引で得た所得約31億円をまったく申告せず、約2億2千万円を脱税した男(44歳)の裁判が記事になっていました。
どうして31億円の課税所得で2億円の脱税なのかなと思ったら、平成24-25年当時の株の配当・譲渡所得は7%だったようです。
そういわれればそうだった気もします。
今は20%ですよね。 3分の1! ずいぶんと安かったんですね。
■憎めない男
この男は"「何か非常識なところがあるんじゃないか。感覚がズレている」"と裁判長に怒られています。
この男が納税しなかったことは明らかな問題とは思いますし、裁判官が被疑者にズバッといってくれて溜飲が下がる思いをする事件も多いのですが、なぜか私はこの男が憎めません。
"男はお世辞にも高級ともファッショナブルとも言い難いグレーの半袖Tシャツにジーパン姿という地味な服装"
"「申告はしなければいけないと思ったが、計算するのが面倒だった」"
"「どうなると深く考えずにいたら、こうなった」"
いい加減な男とは思いますが、すべてにおいていい加減なら、株でこんなにももうけられないでしょう。
私を含め、ほとんどの人はいい加減な面ももっていると思うのです。
まじめに「本業」はしているとしても、「家族関係」「健康管理」「ファッション」「納税」「社会貢献」などにいい加減な面が残っている人が大部分ではないでしょうか。
■心境
下記の心境は私にもよく分かります。
"「予想して当たるというのが楽しいだけ。理解しがたいかもしれないが、旅行好きな人の中にも『旅行の計画を立てることが好き』という人がいる。(株は)その感覚に近い」"
私はこんなブログを書かせていただいているわけですが、資産を増えることそのものよりも、ブログを書いたり、読書をしたりすること自体が楽しいんです。
■参考
●産経WEST~「巨額脱税…でも生活費は月5万円」ネット株億万長者が法廷で〝清貧〟アピールも…裁判長「感覚ズレている」と一喝
(2015/07/16)
July 27th, 2015