米国IB(InteractiveBrokers)証券の金利
■1100万円以下だとマイナス金利から逃れられる
米国IB(InteractiveBrokers)証券の金利を調べてみました。
下記より調べられます。米国IB(InteractiveBrokers)証券に口座をもっていなくてもみられます。
すると3種類の金利をみられます。
●有効ベンチマーク率(BM)…米国IB(InteractiveBrokers)証券にて基準となる金利です。( )内の数字は英語ではマイナスを意味するようです。日本円やユーロはマイナス金利なんですね。
JPY (0.017)%=-0.017%
USD 1.160%
EUR (0.360)%=-0.360%
他にもマイナス金利の通貨がありますね。
CHF(スイスフラン) (0.780)%=-0.780%
DKK(デンマーククローネ) (0.578)%=-0.578%
SEK(スウェーデンクローナ) (0.474)%=-0.474%
●受け取り利息…顧客が受け取る金利です。金利のプラスマイナスに関わらず、10万ドル≒1100万円≒10万ユーロ以下は金利を受け取れないんですね。マイナス金利の通貨は10万ドル≒1100万円≒10万ユーロ以下にしておいたほうがお得ですね。
JPY 1100万円以下 0%
1100万円~1億1000万円 -0.267%(BM-0.25%)
USD 10万ドル以下 0%
10万ドル~100万ドル 0.66%(BM-0.5%)
EUR 10万ユーロ以下 0%
10万ユーロ~100万ユーロ -0.61%(BM-0.25%)
●お客様に請求となる金利…借金して投資するときの金利です。大口の借金ほど金利が安いです。マイナス金利の際は、マイナスの大きさに関わらずBMは0%と計算されるんですね。ということはマイナスの大きい通貨を借金するのは不利ですね。借金して利子を受け取れるという異常現象は起きない仕組みですね。
JPY 1100万円以下 1.5%(BM+1.5%)
1100万円~1億1000万円 1.0%(BM+1%)
1億1000万円~ 0.5%(BM+0.5%)
USD 10万ドル以下 2.66%(BM+1.5%)
10万ドル~100万ドル 2.16%(BM+1%)
EUR 10万ユーロ以下 1.5%(BM+1.5%)
10万ユーロ~100万ユーロ 1.0%(BM+1%)
■キャリートレード
日本円で借金して、米ドルにしておくだけでは、FXのスワップポイントのような利益はでませんね。キャリートレードするにしても、米ドルのリスク資産を保有する必要なありますね。
(2017/10/31)
October 31st, 2017