■アメリカの医療費は高すぎる

映画「シッコ SiCKO」ではアメリカの悲惨な医療情勢が他国と比較して描かれていました。

アメリカの医療費自己負担のあまりの高額さが映画のテーマです。

アメリカは先進国で唯一医療の国民皆保険制度が存在しないのです。

アメリカの自己破産の原因の6割は医療費が原因だそうです。さらに、その医療費が原因で破産した者の8割は医療保険に入っていたそうです。


■がんばれ!オバマケア

最近は支持率が下がっているオバマ大統領ですが、オバマケアを軌道にのせつつあるのはすばらしい功績です。

今年(2014年)の1月に全面施行されました。

早くも1030万人が無保険状態から脱したそうです。

不幸な人が減るでしょうから、うれしいニュースです。



■どうやってロビイストに対抗したのでしょうか?

製薬会社と保険会社は政界ロビー経費で1位、2位を独占しているそうです。

今までも公的な皆保険を志した大統領はいましたが、実現しませんでした。

オバマ大統領はすばらしいアイディアで実現にたどりつきました。

保険業界との対決を避けたのです。

民間保険を変化させて、国民皆保険にもっていこくことにしたのです。

健康な若者にも加入を義務づけ、保険会社には既往歴などにより保険加入を義務付けたり、保険料を差別することを禁じました。


(2014/10/25)