■お得な制度

私はインデックス投資がもっとも有利な運用法であると考えており、実際インデックス投資を運用の中心にしています。インデックス投資に専念すると、投資にかける時間は1年に数時間もあれば足りてしまいます。

しかしついつい投資関係の記事を読んだり、このようなブログを書いたりしています。実利的な面からというよりは、好奇心というか、趣味なんでしょうね。

インデックス投資以外の投資もついついしてしまいますが、インデックス投資に専念する以上の投資成績がえられない可能性も十二分にあるとの自覚もあります。

さて、そうはいうもののときにはお得な情報をキャッチできることもあります。

思いつくところでは、
があります。

今気づきましたが、、ふるさと納税は「総論」だけ当ブログに書いて、「各論」すなわちどの自治体に寄付するのがいいかはブログに書き忘れていますね(;^_^)。本当にお得だと確認したら私は興味を失ってしまいました。現在は妻と税理士さんにまかせっきりで、私は普段もったいなくて食べないようなイチゴ、サクランボや牛肉といった名産品を食するのが役割です(笑)。

今回、久しぶりにお得な情報をキャッチしました。

以前からお得らしいとの情報はキャッチしていましたが、確信に変わったので、ご報告いたします。

ちなみに、確信にいたっていないお得情報で現在思いつくのは下記があります。どちらも消化するのに一苦労する予感がします。
・商品先物取引 ・カバードコール


■確定拠出年金(DC)とは

前置きが長くなりましたが、今回お得だと確信をもったのは、確定拠出年金(DC)です。

ネット検索していただければ私より詳しい方が開設してくださっているサイトがたくさんあります。

ざっと私の理解を書きます。

確定拠出年金(DC)は米国の401kに倣って作られたので、日本版401kと呼ばれたりします。

加入が義務の国民年金(基礎年金)に加えて、入ることができる年金です。




確定拠出年金(DC)は、個人型と企業型があります。公務員や専業主婦などは加入できないのですが、近い将来(2017年1月?)加入できるようになりそうだと新聞などにのっています。


■ライバルは国民年金基金

私は第1号保険者のため、私は確定拠出年金(DC)と国民年金基金と合わせて毎月68000円まで入ることができます。

国民年金基金は不利なので、私は全額 確定拠出年金(DC)に入ることにしました。

上述のように確定拠出年金(DC)と国民年金基金はライバル関係なのですが、運営しているのはいずれも国民年金基金です。

ややこしいですね。

国民年金基金の公式サイト http://www.npfa.or.jp/ をみてみると、確定拠出型年金は大きくはとりあげられていません。

確定拠出年金(DC)ではなく国民年金基金に誘導しようとしていると考えるのは勘ぐりすぎでしょうか。


■国民年金基金はひどい制度

国民年金基金はとにかくひどい制度なので、加入すべきではありません。国民年金基金の問題点を列記するだけで、十分なブログ記事になるでしょうが、簡単に列記します。

・現在は低金利。現在の予定利率は1.5%/年のようです。銀行定期預金よりいいのでしょう。ただ40歳の人で給付を開始できるのは60歳です。掛け金以上の給付を受けられるのが80歳とします。途中解約できない40年定期預金で、金利1.5%/年なんて低すぎます。

・加入時の利率が延々と続きます。今後、金利の上昇局面を迎えても、加入時の利率は延々と続きます。ということはインフレへの抵抗力はありません。

・安心でもなさそうです。国の制度なので安心そうな雰囲気ですが、どうもそうではありません。積立金不足が社会問題となりつつあります。国民年金基金加入者も減ってきているようです。国民年金基金は将来解散させられるかもしれません。2011年末の積立金不足は1兆4271億円です。今から運用開始しても、過去の高金利の時期に運用開始した人の資金に回されてしまうだけです。

公式サイトにも下記のような記述があります。
" 仮に当基金が解散した場合は国民年金法に基づき、基金の解散時点での残余財産額を加入員および受給者等で分配することとなっており、それまで支払われた掛金額を下回ることがあります。"
元本さえ保障されていません。解散時には元本不足分を国が補てんする程度で政治決着となる可能性は十二分にあると思います。

唯一ともいえるメリットは全額が所得控除となることです。ただこのメリットは確定拠出年金(DC)も同様なので、このメリットは国民年金基金ではなく確定拠出年金(DC)にて活用すべきと私は思います。

(2015/07/05)