■SANWAにて販売

SANWAよりペン型スキャナーが販売されています。
USB接続のみのタイプとBluetooth接続もできるタイプがあります。ただBluetooth接続はiOSやAndroid端末との接続用で、パソコンとはBluetooth接続できません。


■製造元

製造元はPenpower Incという会社(リンク)で、WorldPenScan Xという製品です。Bluetoothのタイプで米国AMAZON(リンク)でUS$99.95です。日本の半額以下ですね。

NEXXという日本の会社が輸入して販売しているようです。リンク
同じ製品だとは思うのですが、こちらのサイトには縦書きもスキャンできるとは記載されていないのが少し不安です。


■日本のAMAZONで注文しました。

米国AMAZONではときどき買い物でするのですが、電子機器の輸入は壊れていたりしたら大変なので素直に日本のAMAZONでSANWAの製品を購入することにしました。

スマホやタブレットでは使わない気がします。修正などはパソコンのキーボードの方が便利ですから。5000円の価格差がもったいないので優先接続だけのタイプ(400-SCN037)にしました。

■使ってみての感想

私はWindowsパソコンを使っています。専用ソフトをインストールして、USBケーブルで接続して使用します。専用ソフトは日本の一般的なソフトとインストールの手順が違うようにも思いましたが、スムーズにインストールできました。多言語に対応したソフトです。

USBケーブルを差し込むとソフトが自動的に立ち上がるということはありません。使用する度にソフトを起動する必要があります。そしてスキャンした文字を入力するソフトをクリックしてからスキャンします。縦書き、横書きは自動的には認識しませんので変更したら指定する必要があります。。文字を入力するソフトはテキストエディターでもEVERNOTEでも大丈夫でした。

シンプルな単行本でもOCRの成功率は90%ぐらいです。日本製のOCRソフトより精度が低い気がします。193ヶ所の言語に対応していて、日本語に特化しているわけでもないので仕方ないかもしれません。

その行の最初からスキャンしないと制度が落ちるのが欠点です。

『でした。アメリカの首都はワシントン
 です。外国人がたくさん住んでいます。』
例えば上記の文章の「アメリカの首都はワシントンです。」という一文だけスキャンしたくても、2行すべてをスキャンして修正しないと精度が落ちます。

また本の間(折り返し)は物理的にスキャンしにくいです。

個人差はあるでしょうが、私の感覚では、2行までなら、キーボードで手入力した方が楽です。3行以上ぐらいからこのスキャナーを使った方が楽だと感じます。かといって10行も、20行もこのスキャナーで取り込むのは大変面倒です。

ですのでこのスキャナーをおすすめできるのは、3行~10行OCRでスキャンしたい方です。

■SCAN→OCRの例

同じ文章を8回SCAN→OCRしてみました。

しかし、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
し、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
)力し、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
しかし、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
しかし、この本を手に取つたあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
しかし、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
しかし、この本を手に取ったあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。
しかし、この本を手に取つたあなたは、この悪循環から逃れようと決意したはず。

アルファベットが入った文章などは精度が落ちます。

また私は書籍を読む際には赤色のペン(FRIXIONという消せるペン)でアンダーラインを引きながら読んでいるのですが、アンダーラインがあるとSCAN→OCRは困難です。この商品を使い続けるため、今後は読書スタイルも変える必要があります。


(2017/01/20)