つみたてNSIAは投資枠が年間40万円まで
■従来のNISAとつみたてNISAの併用はできない
来年1月からつみたてNISAという制度がはじまります。利用すべきかどうか調べてみました。
iDECOとの併用はできますが、従来のNISAとの併用はできないそうです。私は現在NISAを利用していますので、どちらかを選択しないといけません。
従来のNISAは年間の投資枠上限が120万円であり、つみたてNISAは40万円です。全然違いますね。非課税期間が5年と20年で異なります。かけあわせると600万円と800万円と似たようなものです。
ただ従来のNISAは制度変更なる可能性もあります。2つ可能性があると思います。従来のNISAは廃止され、つみたてNISAに一本化される可能性。もう一つの可能性は、従来のNISAの非課税期間が恒久化される。
後者だとつみたてNISAの存続意味がなくなり、従来のNISAにのみこまれる形になりますね。
個人的は年間の投資枠の上限が120万円に一本化され、非課税期間の恒久化を望みます。そうすればNISAを利用してかえって損をするケースがなくなり、NISAの利用がいっそう進むと思います。
(上図はSBI証券より)
■私の方針
私は友人に資産運用の相談をされたら、下記のように推奨することにします。
・iDECOはおすすめ。絶対にお得。
・iDECOの投資枠を使い切っても資産運用にまわせる余裕があればNISAをする。かえって損をするケースもあるが、得する可能性の方が高い。従来のNISAかつみたてNISAかは難しい選択枝。年間40万円以下しか投資の余裕がなければつみたてNISA、それ以上あれば(非課税期間の延長を期待しつつ)従来のNISAを推奨。
■金融庁の意図
金融庁は金融機関側ではなく、投資者の立場にたって制度設計してくださっていると感じます。国民としてうれしいことです。
下記は金融庁のパンフレットです。義務教育で教えて欲しいぐらいのすばらしい内容です。
つみたてNISAでは信託報酬が低く、毎月分配型でない商品でないと認められていません。国民の保護を兼ねてこの制度が導入されたのでしょう。また顧客に不利な商品を知識不足の消費者に売りつけていた金融機関への批判もあるでしょう。
(2017/10/16)
October 16th, 2017