診療報酬改定前です。すごい発想が出てきました。

このようなことはちょっと考えればありえません。

うがい薬だけなら3000円ぐらいの支払い、内服薬を出せば1000円強の自己負担金、こんなことが成り立つわけがありません。

ただでさえ抗菌剤、注射、点滴などを希望しがちな患者に「内服薬を出さないので、値段3倍になります」なんて説得するのは不可能です。

うがい薬のみ出したケースの医療費が61億円なのでしょうか。
うがい薬のみ出すケース61億円分は減るでしょうが、その分、普通の診療費が61億円増えるだけの結果でしょうね。

「カゼは全額自己負担」の布石なのでしょうが、うまくいかないと思います。


■うがい薬のみ、保険適用外に…医療費61億削減■

厚生労働省は、医療機関でうがい薬のみを処方する場合、来年度から保険適用しない方針を固めた。25日に開く中央社会保険医療協議会で示す。

医療機関を受診してうがい薬を処方された場合、初診料や再診料などのほか、薬局で調剤基本料などがかかる。同省は、風邪などでうがい薬しか処方されない程度であれば、医療の必要性は乏しいと判断した。厚労省では、うがい薬を対象外とすることで61億円の医療費削減につながると見込んでいる。

ただし、他の風邪薬などと一緒にうがい薬が処方された場合は、これまでと同じように保険適用される。

(2013年12月25日07時53分 読売新聞)