ウクライナ国債がiShares JPMorgan USD Emerg Markets Bond (EMB)に含まれている
■2014年ウクライナ内戦
2014年1月のウクライナ内戦というと、つい最近のニュースのようなような気がします。
もう1年ちょっと経っているんですね。
ときが経つことの早さ以上に、驚くべきは私の忘却スピードの速さです。
早くもどんなないせんだったか忘れかけています。
さらに忘れてしまう前にメモしておきます。
(調べる気力はないので、間違っているかもしれません。)
『もともと財政危機だったウクライナはEUかロシアかどちらに援助を申し出るかてんびんにかけていた。
ロシア…無条件で援助。ガス価格も値下げしてくれる。
EU…援助はするが、経済改革も要求。
当時のヤヌコビッチ政権はロシアを選択。
そしてロシアは約束通り援助。
しかし腐敗にまみれた政権への不信感から反政府活動が起き、ヤヌコビッチは政権を追われる。』
■現在のウクライナの経済状況
東部の親ロ派と内戦状態なので、経済情勢は当然ながら非常に厳しい。
ロシアが引き受けたユーロ債券の返済期限が迫ってきている。
ウクライナはロシアに支払い猶予してもらうか、EUに援助してもらうかしないとデフォルトに陥る。(ロシアへの支払いを拒否するというウルトラCも画策中とのこと。)
ロシアは、EU寄りのポロシェンコ大統領との交渉カードに使おうとしている。
ただデフォルトさせると、ロシア(の銀行)にも経済的な悪影響がおよぶようです。
というわけで、デフォルトとなるかどうかは微妙です。
ウクライナもロシアもEUもデフォルトにはなることは望んでいないので、デフォルトにはならない気がします(自信はありません。)
■私はウクライナ国債をもっているのか?
さて私自身はウクライナ国債をもっているのでしょうか。
私は新興国の米ドル建て債券を少額保有しています。
ウクライナ国債が含まれているか調べてみました。
案の上ふくまれているではないですか(-_-;)
含まれていますが、合計1.28%と大した割合ではありません。
デフォルトしない可能性が高いですし、わざわざ売却するほどのことはない気がします。
ウクライナのデフォルトが、ロシア等周辺国に波及して、大きく価格を下げるリスクはあるとは思いますが、EMBを売却するほどの気持ちにはなりませんでした。
ちなみに今話題のギリシャの国債はiShares JPMorgan USD Emerg Markets Bond (EMB)には含まれていないようです。
■参考
●wikipedia ウクライナ
●ロイター~焦点:ウクライナに債務不履行懸念、ロシア向け債権めぐる憶測で2014/09/25
"西側諸国の貸し手はウクライナ向け融資の拡大を余儀なくされる可能性がある。またその可能性は低いとは言え最悪のケースでは、ロシア向け返済が期日を守れず、ほとんどのユーロ債に付随する「クロスデフォルト条項」(デフォルト発生時には債務者が抱える返済期日が来ていない残りの借り入れも不履行とみなす取り決め)が発効してウクライナが他のドル建て債についても返済を迫られることもあり得る。"
"ロシアの銀行は既に一部が西側の経済制裁の影響にさらされているが、ウクライナが債務不履行に陥れば打撃を受ける。"
(2015/06/06)
June 6th, 2015