ある程度の収入があると、税金への考慮なしに投資はできません。

例えば、ある年にFXで初年度に1000万円勝って、次年度に1000万円負けるとします。

投資での勝ち負けゼロです。

しかし、所得税50%の人だと、初年度に500万円納税額が増え、次年度は負けても税金は返してくれません。

私は為替取引の選択して最大の注目ポイントは課税方法だと思っています。


■金利(分配金)

外貨預金:20%の源泉分離課税

MMF:20%の源泉分離課税

FX(通常):累進課税(雑所得)

FX(くりっく365):20%の源泉分離課税

■為替差益

外貨預金:累進課税(雑所得)

MMF:非課税!!!

FX(通常):累進課税(雑所得)

FX(くりっく365):20%のの源泉分離課税

【注】為替差益に課税されないのは、円から直接外貨MMFを購入したとき。ソニー銀行のように、いったん外貨に両替してから、外貨MMFを購入するシステムでは、当然のことながら、為替差益に税金がかかる。

【結論】
所得税+住民税20%以上の納税者の場合:MMF>FX(くりっく365)>外貨預金>FX(通常) の順に有利。

所得税+住民税20%未満の納税者の場合:FX(通常) or MMF>外貨預金>FX(くりっく365) の順に有利


2016年の税制改革後は別なので別エントリーをご覧ください。


ところで、私は為替はゼロサムゲームだと思っているので、ほとんと行っていません。



(2013/10/16)