■NISAの拡充

2014年からNISAがはじまりました。

2016年からは制度が変更になるようです。

・成人向けの非課税枠を100万円から120万円に拡大する
・新たに20歳未満の子供向けNISAを創設する(非課税枠は80万円にする)



制度の不備を修正するというよりは、制度の拡充ですね。

成人と大きく違うのが年間投資限度額と18歳までの引き出し制限ですね。


■さらに複雑化した制度

制度の恒久化が必要というのが私の意見というか、世間で広く言われています。

制度を恒久化していないがためジュニアNISAではさらに複雑になっています。

年に1回ぐらいは見直さないと私なんかは仕組みを忘れてしまいそうです(;^_^)

来年から始まる制度で、はじまって5年後までに理解すればよさそうです。

名義預金(親が子供の名前で口座開設)は今までも合法だったようですね。親権のある親は子供の法定代理人なので合法だそうです。

■子供にNISAをはじめるか

先日私自身がNISAでの投資で得か損かははっきりしないと当ブログに書きました。

私の子供たちにとってジュニアNISAはどうでしょうか(SBI証券以外では事情が違うかもしれません)

以下の要素を考えないといけません。

・未成年では海外株口座を開設できない

・海外口座を開設できないので投資上不利ではあるが、相続税の高さを考えるとできる限り生前贈与しておいた方がよい

・子供は年80万円でほぼ投資枠を使い切るので、損益通算ができないことはあまり考えなくてもよい(暦年の贈与税免除は110万円以下)

1年先に導入予定の制度への対応を今から考える必要もないでしょうが、私は子供たちにもNISA口座を開設させ、低コストのインデックスファンドを購入させようと思います。


■参考

●ジュニア NISA の創設と投資限度額の拡大…大和総研のレポート

"英国 ISA と同様に NISA 口座から引出さなければ売却・再投資を行っても非課税枠を消費しない制度とする必要がある。もっとも、わが国の NISA にこのような制約が設けられているのは、販売業者が販売手数料獲得のため、短期的な回転売買を推奨することを防止する意味があると考えられる。"

●来年から始まる"ジュニアNISA"って知ってますか? 詳しい内容を聞いてみた!
"NISAの非課税期間が無期限になるか、NISAの制度が恒久化されれば、こうした複雑さは解消されるでしょう"



●タックスアンサー
・相続税の計算 L
"課税価格の合計額-基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)=課税遺産総額"
・相続税の税率 L


(2015/05/12)